朝鮮通信使の歴史にスポットが当たりそうです。これはすごい文化面での歴史の一齣で、江戸時代に挑戦から400名ほどの文化の粋を集めた人々が来日し、対馬から九州に入り、瀬戸内海を通って京都。さらに東海道を江戸に上り、日光にまで二回も行ったらしい。楽部が先陣を切ってにぎにぎしく行進をするさまは、軍隊の行進でも大名行列でもなく、民衆はこぞって興奮して通信使を迎えたといいます。まあ、文化の裏にはいろいろな思惑もあったのは当然としても、少なくとも人々は熱狂して通信使を受け入れました。それもそうでしょう、、、楽部を先陣にしてカラフルな装束に包まれた歌舞音曲のパレード。異国に触れた人々は本当に喜んだと思います。400人の本体の他に、戦争でいえば、兵站にあたる部員も数多くいたはずで、総勢2000名の大行列になったらしいのです。それが瀬戸内海を勇壮にわたっていくさまは、本当に素晴らしかったでしょう。文化の力こそ、これからの力です。しかし聞くところによりますと、国立大学から文系を排除する方針が達せられているとか、、、冗談かと思ったのですが、どうやらそうでもないらしいのです。文系を排除し、理工系、医学系をメインにするまさに時代に逆行した政府の方針ははっきり言って必ず損します。まあ、文化芸術から国家管理の匂いが消えるだけいい面もあるとは思いますので、たとえ国立から文化の火が消えたとしても、他ががんばれがいい、、、ということになるでしょう。天皇皇后両陛下は国立大学の催しより、私大の催しによく出向かれる、、、というようなことにもなるかもしれず、大きな時代の流れが読めない政府はダメになる一方だと思われます。朝鮮通信使を真似て、ぜひ日本通信使を作ったらいいと思う。お茶、お華、詩吟、踊り、剣舞、相撲、歌舞伎、雅楽続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』