安倍首相がアメリカで異例の厚遇を受けているようだ。中国が提唱するアジアインフラ投資銀行への参加を拒否したことなど、アメリカに忠誠を尽くしたのちのことであり、今のアメリカには信頼できる同盟国は日本しかない、、、という力関係が働いてのものでしょう。これを安倍政権のポイントとしてとらえるかどうかは、すぐに答えが出るものではないでしょうが、アメリカのこの柔軟な姿勢を今後日本がどう活用できるかによって判断できます。安倍、麻生、甘利の3Aトリオですが、皆おとめ座生まれですから、もうすぐやってくるおとめ座木星効果により、一応、安倍政権の高ポイントとしてとらえられることで、急場をしのげるようになったかもしれません。しかし国際的な力学は今、非常に不安定であり、すぐにでも急変する可能性は常にあります。アジア投資銀行にもし日本が参加を表明していたとしたら、ブルータス効果が決まり、アメリカは即座に時代の主役を降りることになったわけで、確かに日本はアメリカの恩人として、今回は働いたことになります。しかし歴史の大きな流れが今、どうなっているかを見ると、日本とアメリカを中心として今後世界が回ることはあり得ません。幕末にも長州と幕府との力関係において、長州は何度も危機に陥っています。すぐに大政奉還の流れが決まったわけではなかったわけです。今回も同様でしょう。揺れ戻しを伴いながら、歴史は大きな流れに従って動いていきます。アメリカの時代はやはり終えたのだと思います。おとめ座効果で従来の路線を死守する方向が、これでまだ少し延命する形になるかもしれませんが、一年後にはほころびがどうしようもなくなって、日本は次のステップに踏み出すことになると思います。今回のことがあり、むしろ期限が見えてきたというのが私の感じ方で、あと一年、、、、がポイントになりました。国際的な大きな異変は年内に金融面であるかもしれませんが、日本が本当に変化の方向に舵を切るのは、あと一年後、、、と予想しておきます。年内にある世界的な異変までの、急場しのぎにはなったものの、それでもあと一年、、、という考えです。木星がてんびん座に入るころ、日本はあっと驚く変化の道を選択することになるでしょう。安倍政権は当初からインド、ロシアとの関係に本音では非常に重視する気持ちが強かった気がします。安倍首相のアジア諸国への根回しにも力を入れていた印象があります。アメリカとの関係もこれで最後まで裏切らなかった日本として、一応仁義を通したわけで、これからは、それはできない、、、、と、これまでのイエスマンからやっと抜けられる絵が作れるようになる。これまではアメリカの言いなりだった日本が、アメリカに逆指図する絵も、優秀な政治家がいれば可能になっていく。3Aトリオは何もわからずに知らないで、こうした絵を作ってしまったかもしれないところが、歴史の面白さです。しかし、日本にはまだ逼迫した原発の問題がある。これに目隠しして何をやっても本質的な方向性にはならないし、現政権の不安定さがそこにあると思います。二年ほど前に麻生氏がナチスのやり方を見習え、、、と公言して問題になりました。ですが、あれからの政権のやり方を見ていると、本気でマネしようとしているのがよくわかります。なので、怖い、、、とも考えられますが、こうも考えられないでしょうか。やっていることがせいざい思い付きである、、、ということです。本気でナチスのマネをするのなら、決して公言するわけがなく、思い付きで、やっぱりあれがいいからやってみよう、、、ということでやってきた、、という極めてアバウトな話しですべてが決まっている政権という気がしてなりません。これは知らないうちに天に使われているわけで、結果はまったく違った形になることでしょう。日本を守るという天皇の意思は明確で、政治家の思い付き程度で天皇の固い意志にかなうわけがない、、、と、あくまで個人的な感想を持ちます。しかし、薩長から始まった明治の近代が、再び薩長で終えようとしている、、、長州の安倍氏、薩摩の原発問題。歴史の不思議です。今、起きていることを日本のみで、またアメリカの衰退のみで考えると間違える気がします。何が起きているのか、、、それは、人為的に作られた近代国家が霧散していく過程ととらえるのが正しいと思います。正しいというより、その尺度で考えると、今起きていること、これから起きることが、より理解できると思います。近代国家はどれでしょう。それが霧散していくわけです。近代国家を作った意思が見え見えとなり、その力を失い、無理が生じて霧散する過程に入ったのです。人工的な近代国家とは、アメリカであり、イスラエルであり、共産中国であり、共産ソ連はすでにその役目を終えています。東ドイツも同じです。日本も明治日本は実は近代国家で、上記と同様の構造で作られた国ですので、近代国家、薩長中心で作った日本は終えていくわけです。すべてがその方向に向いていること続きをみる
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